2025年度第2学期終業式を挙行しました。学期の締めくくりに生徒の善行を称える。

2025年12月24日(水)、第2学期終業式を挙行しました。

式では、硬式野球部キャプテンの野村さん(高校3年)が、人命に関わる善意ある行動を行ったとして学校長より紹介・称賛されました。

その後のLHRでは、学期の振り返りと冬季休業中の過ごし方について、担任から丁寧な指導が行われました。

生徒の善行を学校全体で称賛

終業式では、硬式野球部キャプテンの野村さん(高校3年)の行動が、学校長より全校生徒に紹介されました。

野村さんは、高齢で認知症と思われる男性に対し、冷静かつ適切に対応し、無事にご家族のもとへ引き渡すことに大きく貢献しました。その対応については、狭山警察署からも極めて適切で、模範的である、と高い評価と称賛、感謝のお言葉を頂戴しました。

野村さん

私は帰宅途中、おじいさんが歩道で倒れそうになっているのを見かけました。そこで私はすぐに自転車を止め、その場にいた女性の方と協力して対応しました。その後、顔色が良くなったので家まで送ることにしました。しかし、かなりの距離を歩いたのにもかかわらずなかなか家に着かないことに異変を感じました。また、日も沈んで暗くなってしまったので110番に電話を掛け、警察の方々の指示に従いました。

進んで行動できたのは野球部の3年間を通して学んだ主体性があったからだと思います。その主体性をグラウンド外の場面でも発揮することができて良かったです。

状況を見極め、約1時間にわたり付き添い対応

狭山警察署から学校への報告によると、2025年12月16日(火)午後4時頃、野村さんが下校中にふらつきながら歩行している男性を発見。野村さんはその場で状況を確認し、男性に優しく声を掛けました。

その後、約1時間にわたり男性に付き添い、近くの喫茶店に男性を案内して休憩を取りながら状態が落ち着くのを待ち、警察へ通報。最終的には、ご家族へ無事引き渡すことができました。なお、男性のご家族は、まさに行方不明届を提出しようとしていたところだったとのことです。

拍手で称えられた行動

この一連の行動に対し、学校長からは「勇気と優しさ、そして冷静な判断力を備えた、模範となる行動である。まさに、本校のヒーローだ。ぜひ、諸君も彼を模範に勇気ある行動をとれる人間になってほしい」との言葉が贈られました。

会場に集まった生徒・教職員からは大きな拍手が送られ、学校全体でその行動を称賛しました。

LHRで学期の総まとめと次への準備

終業式後のLHRでは、各クラスで今学期の振り返りと、冬季休業中の生活について担任から説明が行われました。

特に高校3年生に対しては、共通テストや一般入試を目前に控え、生活リズムの管理や学習計画について、丁寧な指導がなされました。

次の学期へ向けて

本校では、生徒一人ひとりの学びと行動を大切にしながら、次の学期も安心・安全な学校生活を築いてまいります。

生徒の皆さんがそれぞれの目標に向かって、新たな一歩を踏み出すことを期待しています。

在校生・保護者の皆様へ