自学自習を重視する狭山ヶ丘

本校では自学自習を重視しています。

もちろん、授業の重要性は言うまでもありません。集中して授業を受けるところから高等学校の学習は始まります。しかし、本当のスタートはそこからです。授業を受ければ、得意科目・不得意科目、得意な分野・苦手な分野と、各人の学習状況は様々なものとなります。そうした自分なりの課題点に対して、自学自習を通じてどれほどの努力を積み重ねることができるのか。この点が、大学受験を見据えた高校生の学習にとって最も要求されることです。

その自学自習をサポートするために、狭山ヶ丘高校では、多くの取り組みが行われています。

入学前英語特別ゼミや長期休業中の講習、日々の朝ゼミ・放課後ゼミはすべて無料で実施されています。

また、英語、数学の一部に習熟度別、受験科目の出題範囲別の授業を取り入れ、生徒の学習状況に応じた授業展開がなされています。

放課後9時まで開室している特別自習室も多くの生徒が利用しています。

学習をサポートする様々なゼミ(講習)

本校では、生徒の学習をサポートするためにゼミ(講習)を多く開講しております。受講料は頂かず、希望する生徒には機会を無償で提供いたします。

通常ゼミ(朝・放課後開催)

本校では、朝ゼミ・放課後ゼミが活発に行われています。朝ゼミは7:20~8:10の講座で、参加する生徒は朝早く登校して勉強しています。早朝からの学習はつらいものですが、一方で非常に効果が高いものでもあります。また、朝ゼミがない日でも朝早く登校して教室や生徒ホールで自学自習に励む生徒も多くいます。 朝ゼミだけでなく、数多くの放課後ゼミも開講され、志望校合格に向けて受験勉強に邁進しています。

英検・TEAP対策講座

中学生は英検対策講座として、4~2級の一次試験前にリーディング・ライティング・リスニングの対策講座を、3級以上の二次試験前にスピーキング対策をしています。スピーキングの対策講座は個別指導で、実施日の間隔を空けて複数回、計画的に行っています。

また、高校2・3年生を対象にしたTEAPの対策講座では、独学が難しく客観的な観点を求められるスピーキング・ライティング対策に焦点を絞って実施します。個別指導を通して試験独特の出題形式を把握し、ハイスコアの獲得や、その先にある上智大学など難関大学への合格の後押しとなっています。

夏期・冬期講習

長期休暇中の各種講習に関しては、講習と自学自習のバランスを欠くことがないように計画しています。参加は希望制ですが、多くの生徒が積極的に参加し、飛躍的に学力を伸ばしていきます。

例年、前期(7月末の一週間程度)、後期(8月下旬の平日10日間程度)を夏期講習の期間として、その他を自学自習の期間と位置づけています。 中学全学年および高校1・2学年では主要3教科を中心とした講座が開講され、高校3学年では5教科すべての講座が開講されます。1コマあたり80分という時間設定になっており、普段の授業とは異なる分野別・難度別の講座を開講しております。

冬期講習は例年、12月下旬の平日3日間程度行われます。高校1学年では主要3教科の講座が開講され、高校2学年では社会と理科の講座が開講されます。1コマあたり110分という長時間の時間設定になっており、短期間ながらも充実した講座を開講しております。

特別自習室

放課後は、図書館・中学生専用図書館が自習室として開放され、夜9時まで(中学生は完全下校時間まで)静かな環境で集中して学習することができます。英語の音声教材やリスニング機器も備え、入試対策や英検対策で活用されています。また、夜9時まで残る生徒の送迎用バスも運行しています。

Google Workspaceを活用したICT教育

本校ではGoogle社が運営する教育支援コンテンツ「Google Workspace for Education」を活用し、生徒一人一人に学校用アカウントを発行し、様々なアプリケーションが活用しながら学習支援を行っています。2023年度からは生徒一人一人がChromebook(タブレット型PC)を持つ体制を確立し、校内LAN環境も拡充しました。

授業内での活用に留まらず、HR活動やクラブ活動、委員会活動やゼミなど、様々な場面で積極的に活用を進め、教育活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。

生徒自身がアプリケーションを活用して、レポートや資料の作成を行ったり、意見の共有を行うことで、これまでより協働的な学びが行えます。また、教員から随時フィードバックを得ながら家庭学習を進めたりすることが可能になりました。動画によるオンデマンド授業の配信も積極的に行っています。また、社会人として必要なメールの書き方・やり取りの仕方を日々の教員とのメール連絡で実践的に学び、より実践的な能力を育みます。

本校では、ICTを活用すること以上に、情報化社会において問われているリテラシーやモラルの指導にも力を入れています。