創立64周年の伝統に裏打ちされた教育を行います。

狭山ヶ丘高等学校は、創立64周年を迎えた進学校です。

本校の生徒は3年間の学びの後、4年制大学への進学を目指しています。生徒たちは難関大学合格を目指し、日々努力しています。入学してくる生徒の質は極めて高く、3年間の努力でより高い次元での目標実現を果たしています。

付属中学校の生徒は6年間の教育プログラムのなかで、着実な進路実現を目指しています。

校訓 「事にあたって意義を感ぜよ」

創立者近藤ちよは、校訓について次のように述べています。

人は、たとえやりたくないことであっても、やるべきこと、やらねばならないことに、どれだけエネルギーを注ぎ込むことができるかによって評価されるのです。日々の学習1つを取り上げても、辛いことや苦しいこと、あまり気乗りしないことなどが少なくないことでしょう。しかし、それらを嫌々ながら行うのではなく、やらねばならない以上、自ら進んで積極的に行おうとすること、それが「事にあたって意義を感じる」ということなのです

『創立者近藤ちよ生誕百周年記念誌 桜梅桃李』より

この校訓により、勉学だけではなく学校生活など様々なことに意義を見出せる、主体的な生徒を育んでいます。

校章

本校の所在地、入間市下藤沢が昔「藤」が自生した沢地であったこと、また創立者「近藤ちよ」の家紋が「下り藤」であることから、その「ゆかりの藤」を図案化したものです。

下部の3枚の葉は、「知育」「体育」「徳育」を象徴しています。

「下り藤」を「上り藤」にしたのは本校が未来に向って進歩、発展、隆盛するようにという思いからです。校章の中に、本校に学ぶ生徒達が藤のように沢山の花をつけ、丈夫な蔓を縦横に伸ばして大樹となるようにという願いが込められています。

高等学校の校章

付属中学校の校章

創立者 近藤ちよ先生

本学園の創立者である近藤ちよ先生は、昭和25年に飯能高等家政女学校を創設され、昭和35年に狭山ヶ丘高等学校を入間市に開校されました。教育理念である「自己観察教育」を提唱し、実践されました。

沿革

昭和16年 近藤ちよが洋裁研究所を開設。
昭和25年4月:飯能町(現飯能市)に「飯能高等家政女学校」を開校。
昭和35年6月:武蔵町(現入間市)の現在地へ「学校法人狭山ヶ丘高等学校」として移転開校。
昭和39年内観道場を校内に設置。自己観察法による非行対策教育を全国に先駆けてスタート。
昭和40年3月:NHKの報道番組「現代の映像」に狭山ヶ丘の内観教育(自己観察教育)が取り上げられ、「非行への砦」と題して放映される。同月、学校教育内容の優秀さが認められ、文部大臣賞を受賞。
昭和47年2月:日高市初の幼稚園として、さやまが丘幼稚園を併設。
4月:法人名称を「学校法人狭山ヶ丘学園」とする。
昭和55年11月:創立者近藤ちよ、私学教育振興が認められ、文部大臣賞を受賞。昭和天皇・皇后両陛下に拝謁。
昭和58年6月:特色教育振興のため茶室「悠久庵」完成。
昭和59年5月:近藤ちよ、自己観察教育確立および私学教育への貢献が認められ勲四等瑞宝章を授受。
平成元年7月:アメリカ合衆国(オレゴン州)での海外研修開始。
平成4年9月:学校五日制一部実施。
平成8年9月:創設者近藤ちよ逝去。
11月:小川義男 校長に就任。木下宏 学園理事長に就任。
平成11年4月:新入生対象の「入学前英語特別予習ゼミ」開始。
11月:小川義男校長著「学校崩壊なんかさせるか!」(致知出版)出版。
平成12年2月:校舎(1号館)完成
3月:タイへの修学旅行を実施。(~平成14年3月)
平成13年4月:小川義男校長著「『親ばか』『教師ばか』が『素直な子』を育てる」(小学館)出版。
平成14年7月:カナダ(バンクーバー)での海外研修スタート。
平成15年7月:小川義男校長編、教職員共著による「あらすじで読む日本の名著」(中経出版)出版。80万部。
8月:「あらすじで読む日本名著」が、ベストセラーに。
11月:「あらすじで読む日本の名著No.2」を出版。あわせて25万部を突破。
平成16年1月:No.3まで発行された「あらすじで読む日本の名著」が、あわせて60万部を突破。テレビ各局で取り上げられる。
2月:小川義男監修「二時間目 国語」出版。(宝島社)
3月:カナダ・アメリカへ修学旅行。(バンクーバー、シアトル)
5月:メットライフドームでの体育祭を開始。
6月:「近藤ちよ記念内観教育研究所」開設。
平成17年3月:イギリス・フランスへ修学旅行を実施。(~平成27年3月)
平成19年6月:小川義男校長 著書「子ども家畜論―教育は問答無用でたたき込む」出版(中経出版)。
9月:小川義男校長 著書「文字のしずく」―朗読CD付 出版(祥伝社)。
平成20年4月:小川義男校長 講演会「お子さまを国語の天才に育てる方法」。
平成21年1月:小川義男校長 著書「名物校長の教育論」出版(明成社)。
平成22年3月:新校舎3号館完成
4月:小川義男校長 埼玉県私立中学高等学校協会会長 就任。
6月:狭山ヶ丘高等学校創立50周年。
平成23年5月:小川義男校長 著書 「大人になると面白い!学校で習った古文・漢文」出版(洋泉社)。
平成25年4月:狭山ヶ丘高等学校付属中学校開校
平成26年3月:狭山ヶ丘学園総合グラウンド完成
3月:新体育館完成
9月:創立者近藤ちよ生誕百周年記念誌『桜梅桃李』発行
平成27年3月:新校舎2号館完成
平成28年2月:ニュージーランドへの修学旅行を実施(~平成29年2月)
平成29年11月:小川義男校長 瑞宝小綬章を受賞
平成30年2月:ハワイへの修学旅行を実施(~令和2年2月)
令和2年創立60周年を迎える。
6月:総合グラウンドに新管理棟「義学館」完成
8月:小川義男校長 学園理事長に就任
12月:前理事長 木下宏氏 ご逝去

桜梅桃李

創立者近藤ちよ先生の生誕100周年を記念して『桜梅桃李 ~創立者近藤ちよ 生誕100周年記念誌~』を2014年に刊行しました。

創立者近藤ちよ先生の伝記、本校の沿革、教職員の随想・論文など掲載されています。

卒業生のお申し出があれば、本校事務室にて無料でお分けいたします。