2025年11月13日(木)、シンガポール修学旅行2日目は、4つのテーマ別コースに分かれての研修が行われました。
「多民族」「水環境」「都市開発」「歴史学習」の各分野に分かれて、それぞれの視点で街を歩き、現地の文化や社会に触れました。
現地は最高気温が31℃前後、蒸し暑く、小雨が目立つ天気のようですが、生徒たちは活発にフィールドワークを行い、シンガポールの多様性と持続可能な都市づくりを実感する一日となりました。




日本(入間市)とシンガポールの時刻/天気
日本標準時(JST)
シンガポール標準時(SGT)
この記事では、シンガポールの様子はすべて、シンガポール標準時(SGT)で記載します。
ホテルで朝食をとったのち、午前中に各班がバスで出発しました。日本は寒さが厳しくなってきましたが、シンガポールは31℃と高温。体調に配慮しながらの行動となりました。
本日は、4つのテーマに分かれて(クラス単位で)市内の各地を訪問しました。


昼食や夕食もコース内で済ませました。さっそく「I♡SG」(生徒たち曰く、「SG」は“シンガポール”とも“狭山ヶ丘”とも読めるそうです)というお揃いのTシャツで、団結力を高めるクラスもありました。
夕方には全員が無事にホテルへ帰着し、夕食後は各部屋で一日の振り返りを行いました。生徒たちはそれぞれのテーマを通じて、異なる視点からシンガポールの社会と文化を理解する充実した一日を過ごしました。
多民族コース ―― シンガポールの“多文化共生”を体感


「多民族コース」では、リトルインディアやアラブストリートを巡り、ヒンドゥー教・イスラム教など多様な文化に触れました。チャイナタウンでは寺院見学を行い、宗教や民族の違いを超えて共存するシンガポール社会の姿を学びました。午後はラッフルズ上陸地点やギフトショップを訪問し、歴史的背景にも理解を深めました。

色々な国の人々の、それぞれの温かさに触れることができた。
ドリアンを初めて食べてみて、独特な風味があり、好き嫌いが分かれそうだと思った。
場所によってお店の人の雰囲気が違っていて、国柄の違いを学べた。インドのエリアは商売上手で、アラブストリートでは日本語で接客してくれて、チャイナタウンにはコナンの壁画があって、日本文化が浸透しているのだと思った。
水環境コース ―― “サステナブル国家”のしくみを知る旅


「水環境コース」では、マリーナ・バラージやウォーターフロントパークを中心に、水資源の確保や再利用の仕組みについて学びました。マリーナ・ベイ・サンズの展望デッキからは都市の景観を眺め、環境保全と都市開発の両立を考える貴重な機会となりました。

英語での説明は難しかったけれど、リサイクルなどの話を聞いて、水道水が安全な理由がよく分かった。
雨量が多い国だからこそ、増えすぎた水を海へ放出する仕組みなどを学び、自分たちの環境に合わせて工夫していることの大切さを知った。
都市開発コース ―― 世界最先端のスマートシティを歩く




「都市開発コース」では、ホテルを出発後、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやURBAN REDEVELOPMENT AUTHORITY(都市再開発庁)を見学。模型展示を通じて、都市計画やCBD(中央商業地区)の再開発プロジェクトを学びました。午後はマリーナ・ベイ・サンズ周辺で市街地の構造を観察し、近代都市としての仕組みを体感しました。

レゴで自分の建物を作ってシミュレーションし、理想の街づくりを体験する中で、都市を作り上げることの大変さを学んだ。
植物園では、まだ工事中の場所も多く、シンガポールが今もなお発展し続けている一面を見ることができた。
歴史学習コース ―― 戦争と平和の足跡をたどる一日


「歴史学習コース」では、セントーサ島のシロソビーチを訪れ、戦時中の記念碑を見学。午後はアジア文明博物館やナショナル・ギャラリーで展示を見学し、日本と東南アジアの近代史や多文化交流の歴史を学びました。ラッフルズ上陸地点での見学をもって、全行程を終えました。

見ていて辛い場面もあった。
最初の博物館では、日本が関わった歴史について知り、日本も戦争で大きな被害を受けた一方でシンガポールに侵攻した事実を目にし、戦時下では加害者にも被害者にもなる複雑さがあると感じた。
そうした複雑な歴史を背景にしながらも、日本とシンガポールが意外と深い繋がり持っていることを知り、とても興味深かった。博物館には日本語表示が多く、その内容から両国の歴史的な関わりを学ぶことができた。
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