本校科学部は、2026年度最初のフィールドワークとして、6月5日(金)に学校からほど近い不老川にて水生生物の生態調査と採集を行いました。今年度は高校1年生を中心に18名の新入部員を迎え、以前と比べて大所帯となりましたが、今回のフィールドワークには15名程度の生徒が参加し、熱心に活動しました。


不老川における生態調査の実施
約2時間にわたる生態調査では、生徒たちは網やバケツを手に、川の中に生息する様々な生物を注意深く観察し、採集しました。本活動は、身近な自然環境に触れ、生物多様性や生態系について実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
確認された生物と環境への示唆
今回の調査では、多様な生物が確認されました。条件付特定外来生物であるアメリカザリガニが112匹採集された一方で、在来生物としてはニホンアカガエルのオタマジャクシが7匹、カワムツやアブラハヤといった川魚が9匹見つかりました。その他にも、ハグロトンボのヤゴやヌマエビ科の淡水エビが多数生息していることが明らかになりました。
その一方で、本来、自然環境には生息していないはずのクロメダカやシロメダカといったペットとして販売されているメダカが7匹採集され、不老川の生態系への人為的な影響を示唆する結果となりました。

今回の生き物採集では、普段部活動で扱う生き物以外にも触れる機会があり、とても楽しかったです。一方で、アメリカザリガニが想像以上に多く採集され、放流されたメダカも確認されたことから、人間が生態系に与える影響の大きさを実感しました。こうした問題に向き合い、自然環境の保全に貢献したいという思いを強くしました。
採集生物の活用と継続的な調査
今回採集された生物は、今後の活動で活用される予定です。具体的には、本校文化祭である狭丘祭での生体展示や、透明骨格標本の作成に利用される計画です。本校科学部では、今回の結果も踏まえ、今後も不老川の継続的な生態調査に取り組んでまいります。
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