【科学部】私学文化祭で佳作を受賞。海ブドウの吸着効果を検証。

2025年11月13日(木)から15日(土)にかけて、埼玉会館で開催された「第53回私学文化祭 作品展・研究発表部門」で、本校科学部の研究が佳作を受賞しました。

研究テーマは「クビレズタにおける栄養塩類の吸着効果に関する研究」で、海藻の特性を生かした水質改善を検証したものです。研究発表には高校1年の寧さんが参加し、会場でポスター発表を行いました。

研究テーマは“海ブドウの吸着効果”

本研究は、高校1年の寧さん、高校2年の御手洗さんの2名による共同研究です。

科学部が管理する理科室のオーバーフロー水槽で、海水魚・サンゴ・エビなどを飼育する中で、水質改善の手法を探ることを目的にスタートしました。

水槽の環境改善策として着目したのが、スーパーでも販売されている海藻「海ブドウ(クビレズタ)」。海ブドウが海水中の栄養塩類を吸着する性質に注目し、実際に水槽へ導入してその効果を検証しました。

研究では、継続的な水質検査・海ブドウの顕微鏡観察・照明条件や水流条件の比較といった多角的な検討が行われました。

こうした地道な調査を重ねることで、海ブドウが水質改善に寄与する可能性を明らかにし、研究としてまとめ上げました。

寧さんが研究を代表して発表

受賞した研究発表は、埼玉会館展示室にて行われた「第53回私学文化祭 作品展・研究発表部門」で展示・発表されました。

発表当日は寧さんが代表として会場に立ち、研究の目的・方法・結果を来場者に説明しました。

発表に使用したポスターは、現在2号館6階の理科室前の廊下に掲示されており、来校者や生徒が自由に閲覧できるようになっています。

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