この度新たに学校法人狭山ヶ丘学園の理事長に就任いたしました、齊藤正明です。
私は地元入間で生まれ、入間市議会議員、埼玉県議会議員として入間、埼玉のために活動して参りました。その間、子どもが狭山ヶ丘高校に入学したことを契機に本校PTA活動に参加して会長も務めました。それが本学園との縁の始まりでございます。その後、理事として狭山ヶ丘学園の発展のため、微力ながら尽力して参りましたが、令和8年3月19日付で、前任の小川義男先生より引き継ぎまして理事長に就任した次第でございます。
本学園は、創立者近藤ちよ先生が飯能高等家政女学校を母体とし、昭和35年4月に学校法人狭山ヶ丘高等学校としての認可を受けて入間市の現在地に移転開校なさったのが始まりです。その後、法人名称を学校法人狭山ヶ丘学園と改めて今日に至ります。昭和、平成、令和と時代は過ぎていきましたが、学園の益々の発展のため今後とも努力していく所存です。
さて、教育の目的は、いつの時代にあっても将来を担う生徒たちの個性や能力を伸ばし、開花させ、その人生を豊かにして社会全体の発展の基盤をつくっていくことと考えます。近代になると学校教育が社会全体に普及していきました。最初は初等教育を皆が学べるようになり、教育の裾野は次第に中等教育から高等教育へと人々の間に広がっていきました。子どもたちは社会的に自立した個人として成長するまで、学校を中心に様々な場で教育を受けるようになり、その時代ごとに要求される能力や資質を養っていくようになりました。そして、社会人として実社会に出ると、今度は社会を支える一員として教育に対する「恩」を返してきたのです。そのようなサイクルは、今後、どのような時代、どのような社会を迎えようとも変わらないのではないでしょうか。
現代社会においては、少子高齢化やそれにともなう人口減少、また、予測不能な国際情勢の緊迫化や、生成AIに代表される飛躍的な技術革新など、社会が急速に変化しています。本当に先の見通しが立たない時代となりました。そのようななか、社会に積極的に参画して生き抜いていくためには、様々な情報を収集し、自分の頭で考え判断し、他と協働しながら新たな価値を創造していく能力が必要です。そして、そのためには幅広い視野を持ち、多くのことを学んでいくことが不可欠です。
生徒たちには、是非多くのことを学び大いに見識を広げ健やかに成長していってほしいと祈っています。
我が国の美しい四季、変化に富んだ自然は、繊細な文化、美術、四季折々の年中行事など、私たち日本人のものの考え方や生活様式に大きな影響を与えてきました。また、礼儀作法を重んじることや、他者に対する理解や思いやり、共感の文化などは、古より受け継がれてきた日本人の美徳でありましょう。このため、「より良い学校教育を通じてより良い社会を創る」という目標の達成を目指し、学校と社会が連携して協働しながら生徒たちを育てていくことが求められます。これからの学校教育は、学校のなかだけで完結するものではなく、「校外」との協力が重要であると認識しています。
家庭や地域、NPOや企業など学校外からの協力も得て、実社会からの学びを通じて生徒たちが幸福な人生を送り、より良い社会の担い手となることができるよう取り組んで参りたいと思います。
令和8年4月28日
